合格率100%達成 (2024年度受講生)
年の瀬も迫った12月27日、凍てつくような冬の空気が身を引き締める奈良、平城宮跡。この歴史的な場所で、来る2026年に開催される「平城京 ひいな節」(2月21日~4月12日)の公式ポスター撮影が行われ、私ども日本文化普及協会が十二単と束帯(そくたい)の着付けという大役を仰せつかりました。
撮影の舞台は、雄大な朱雀門の前に特別に設けられた大雛段。ここに、色鮮やかな十二単をまとったモデルと、凛々しい束帯姿のモデルが並ぶと、まるで時空を超えて平安時代に迷い込んだかのような、幻想的な光景が広がりました。
冷たい風が吹く中、幾重にも重ねられた衣がかすかに揺れる様は、まさに圧巻の一言。偶然その場に居合わせた観光客の方々も、予期せぬ雅な光景に足を止め、感嘆の声を上げながら盛んにカメラを向けておられたのが印象的です。
一見、華やかに見える十二単や束帯ですが、その着付けは非常に高度な専門技術と知識を要します。何枚もの衣を重ね、その重さを感じさせないように、そして何よりも美しく、着崩れることなく着装させる。それは、単に衣を着せるという作業ではありません。
色の組み合わせに込められた意味、季節感の表現、そして着る人の動きまで計算に入れた着付けは、まさに伝統文化の粋を集めた総合芸術です。この日も、モデルの方々が最高の状態で撮影に臨めるよう、細心の注意を払いながら着付けをさせていただきました。
このポスターが、多くの方々の目に留まり、日本の素晴らしい伝統装束と「平城京 ひいな節」というイベントへの興味を抱くきっかけとなれば、これに勝る喜びはありません。
平城京の広大な空の下で繰り広げられた、一瞬のタイムスリップ。その感動が、写真を通して皆様にも伝わることを願っております。
日本文化普及協会は、衣紋道高倉流(えもんどうたかくらりゅう)の奈良道場として、十二単などの平安装束の着付けを学びたいという方々を対象に、門下生を募集しております。
平安装束の着付けは、単なる衣装の装着技術ではなく、日本の伝統文化を体で学ぶ貴重な機会です。衣紋道高倉流の教えに基づき、正統な着付けの知識と技術を習得することができます。十二単の複雑な着装方法から、色彩の選択、動作の美しさまで、すべてが計算された伝統の技を身につけることで、日本文化への理解がより一層深まるでしょう。
平安装束の着付けにご興味のある方、日本の伝統文化をより深く学びたいとお考えの方は、ぜひ一度、当協会へのご見学にお越しくださいませ。初心者の方でも、丁寧にご指導させていただきます。